小笠原 哲 / 庭

小笠原 哲

伝統を携える

1974年6月29日京都市生まれ。京都楓雅舎を経て、株式会社みちくさ設立。

日本人は、自然界に存在するあらゆるものに役割があり、だからこそあらゆるものに心が宿ると考えます。そのため日本の庭造りは、「自然を知り、受け入れ、従うことを心がける」ことから始まります。日本の庭は、人のエゴだけで造るのではなく、自然に問いかけながら造ります。庭師の仕事は、自然との対話を通じた“ものづくり”だと言えます。

「好奇心」と「想い出」は、“ものづくり”の原点です。好奇心が開発・提案を生み、想い出がそれらを受け継いでいくからです。今ある大切な環境を残し育てていきながら、毎日散歩したくなるような楽しい空間を作っていくために、『説明書のいらないオモチャづくり』を目標に、美しくも楽しい庭を造っていきたいと思います。

主な作品

上七軒中里、山本松濤庵ほか